大人から楽器をはじめた人の話
桜が咲きすっかり春らしくなりましたが、いかがお過ごしですか?
ただいまヤマハ音楽教室では春の体験レッスン実施中です。
新しく習い事をはじめるこどもたちも沢山いらしてますが、大人の方からも問い合わせが増えております。
大人になってから新しいことをはじめるのって勇気がいりますよね。
ということで大人から楽器をはじめた人の話を書きます。
まぁいつものようにワタクシの話です。
37歳からチェロをはじめて、10年経ちました。
学生のころギターを弾いていましたが、楽譜は読めないですし、初めて触る楽器でした。
チェロへのあこがれは20歳の頃からありました。
体験レッスンでは、楽器を構えて開放弦(左手は弦を押さえない)をただただガーガーと弾くだけ。
弓の持ち方、楽器の構え方などはじめての事だらけ。
普段しない姿勢のせいか、変なところが筋肉痛になりました。
それでも憧れの楽器に触れることへのトキメキ。
これやりたい!って思ってはじめたわけです。
大人ならではの覚えの悪さもありながら、地道な練習を重ねつつ1年後には発表会に参加。
「世界の車窓から」を演奏しました。
原曲は音が高いので、簡単にアレンジされたものでしたが、サビのメロディもアレンジされているのが気に食わず先生に無理を言ってサビはオリジナルのアレンジで演奏させてもらいました。当時習っていたポジションでは高音部は弾けないので、そこだけ意味もわからず指の形を覚えて弾きました。
チェロを持って教室に通うということや、憧れのバッハの楽譜を手に入れた事など、大人になってからの新しい体験はとても楽しかったです。
もちろん楽しいことだけでもなく、練習をしないとレッスンに行っても上手くならず。思うように動かない指、ガチガチな手首を何度注意されても治らない、というような大人ならではの上達の遅さもあります。
それでも楽しくて10年以上続いてます。
もし憧れている楽器があるなら、大人からでもぜひぜひ初めてみてください。
音楽を聴くのも楽しいですけど、演奏するともっともっと楽しいですよ。
春のあたたかい素敵な季節に、
ほんの少しの勇気をもって、体験レッスンに申し込んでみてください!